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鶴間洋平 – ページ 7 – 弁護士鶴間洋平の「新時代のプロフェッションを目指して」
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樋口一夫先生との12年(一弁会報追悼特集記事への寄稿)

元ボスの樋口が亡くなって、2ヶ月半が経過しました。一弁会報の特集記事向けに書いた追悼文が、一部で好評のようでしたので、サイトにも転載します。校正前のデータですので、てにおは等、一部会報記事と異なっているところがあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

樋口一夫先生との12年

私が樋口一夫先生の下でイソ弁になったのは平成12年10月のことで、それから12年あまりが経ちました。12年前の新入会員歓迎会では、先輩の先生方から「樋口先生は優秀な先生だからよく勉強させてもらいなさい」という言葉と「大変な事務所に入ったね」という言葉の両方をかけられました。

その後8年ほどはイソ弁、その後1年はノキ弁、その後はパートナーとして一緒に過ごしてきましたが、整理整頓が全くできず机の上は50センチを超える書類の山でキーボードを置くスペースすら満足にありませんでしたし、出される指示も大雑把で適当だったりするので、最初は何がどう優秀なのかよくわかりませんでした。しかし、会務の面だけでなく弁護士業務の面でも先輩弁護士から非常に信頼されていましたから、何か秘密があるのだろうとは思いました。 “樋口一夫先生との12年(一弁会報追悼特集記事への寄稿)” の続きを読む

経営革新等支援機関のための高度実践型研修

私も立ち上げメンバーの一員である中小企業経営革新支援ネットワークが開催している研修に、参加しました。国が、これから中小企業のために何をやろうとしているのか、そのエッセンスを、誤解を恐れず超コンパクトにあげてみることにします。

  • 金融機関からみて重点支援先ではないため、これまできめ細かな支援の対象にならなかった多くの中小企業が対象。
  • 2万社を対象に、認定支援機関による経営革新の費用を総額300万円を上限として2/3を支援。
  • 資金繰りが一息ついたけど、すぐ倒れたというのでは意味がない。
  • 資金繰りを安定させて、民間からの協調融資を呼び込みたい。
  • 金融支援が決まって安心されては困るので、フォローアップをする。

支援を受ける側にもアンテナが必要になりそうです。

事務所を閉鎖し、移籍しました

昨日付けで12年以上所属しました金子・樋口法律事務所を閉鎖し、私と外国法事務弁護士の王健(ワン・ジェン)は、寺本法律会計事務所に移籍しました(富塚剛は、請われて大森法律事務所に移籍しました)。

所長の寺本吉男弁護士は、長い間樋口と懇意にしており、一緒に何件もの事件を処理してきました。日弁連理事のほか、一弁の副会長や財務委員長など、弁護士会で責任ある地位を歴任してきた実力ある先生です。税理士としての業務も行われています。

また、寺本弁護士は、樋口と同じく、弁護士としてのキャリアを日弁連元会長の下でスタートさせています。持ち味には勿論樋口との違いはありますが、基本的な価値観は近いものがあると思います。事務所のスタッフも、私と王健を含め実働7名となり、客員弁護士の椎橋教授は言わずと知れた刑事訴訟法の大家であり、中央大学大学院法務研究科(ロースクール)委員長です。顧問先や長いおつきあいをさせていただいてきたお客様には、安心してご依頼いただける体制を整えられたと思います。

私個人としても、これまで人とのご縁に恵まれて重ねることができた経験をベースに、今後更に新たな経験を積み重ね、視野の広さと戦略的な判断に磨きをかけて行きたいと思います。また、これまでも得意であったコンピュータ関係や、現在取り組んでいる中小企業支援など、専門性も一層高めていきたいと思います。激烈な逆風のなかですが、プロフェッションとして公益的な活動にも引き続き取り組みたいと思います。

 

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、私にとって激動の一年でした。

新65期修習幹事長としての職務に始まり、日弁連会長候補だった山岸憲司先生を応援しての3度の選挙戦と勝利、尊敬する一宝真先生の事故死、当事務所所長樋口一夫の一弁会長・日弁連副会長への就任、新進会幹事長としての活動、新時代のプロフェッションを目指す会と中小企業経営革新支援ネットワークの立ち上げ、そして、樋口の急激な体調悪化と突然の逝去。

どの一つをとってみても、私一人では対処不可能な出来事でしたが、(心優しい先輩方を含め)信頼できる仲間たちのおかげで何とか乗り切ることができました。一生普通に弁護士をやったとしても経験することがないような出来事を、いくつもいっぺんに経験した一年でした。本当に様々なことを学びました。

今年は、昨年経験した様々な出来事を糧としながら、弁護士として一段階高い視点を持てるように研鑽を積み、さらに、新しい時代に向け、信頼できる仲間たちと一緒に、着実に、一歩一歩前に進んで行きたいと思います。

今後とも、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

2013年元旦

弁護士 鶴間洋平

訃報

当事務所の所長弁護士で第一東京弁護士会会長・日本弁護士連合会副会長の樋口一夫は、昨日(12/22)午前8時42分、胃がんのために、都内自宅にて逝去しました。
故人への生前のご厚誼に深謝し、謹んでご連絡させて頂きます。
なお、通夜は12/29の午後6時、葬儀・告別式は12/30の午前9時半から、いずれも桐ヶ谷斎場で、喪主樋口千代様(故人御令閨)にて執り行われます。