昨日付けで12年以上所属しました金子・樋口法律事務所を閉鎖し、私と外国法事務弁護士の王健(ワン・ジェン)は、寺本法律会計事務所に移籍しました(富塚剛は、請われて大森法律事務所に移籍しました)。
所長の寺本吉男弁護士は、長い間樋口と懇意にしており、一緒に何件もの事件を処理してきました。日弁連理事のほか、一弁の副会長や財務委員長など、弁護士会で責任ある地位を歴任してきた実力ある先生です。税理士としての業務も行われています。
また、寺本弁護士は、樋口と同じく、弁護士としてのキャリアを日弁連元会長の下でスタートさせています。持ち味には勿論樋口との違いはありますが、基本的な価値観は近いものがあると思います。事務所のスタッフも、私と王健を含め実働7名となり、客員弁護士の椎橋教授は言わずと知れた刑事訴訟法の大家であり、中央大学大学院法務研究科(ロースクール)委員長です。顧問先や長いおつきあいをさせていただいてきたお客様には、安心してご依頼いただける体制を整えられたと思います。
私個人としても、これまで人とのご縁に恵まれて重ねることができた経験をベースに、今後更に新たな経験を積み重ね、視野の広さと戦略的な判断に磨きをかけて行きたいと思います。また、これまでも得意であったコンピュータ関係や、現在取り組んでいる中小企業支援など、専門性も一層高めていきたいと思います。激烈な逆風のなかですが、プロフェッションとして公益的な活動にも引き続き取り組みたいと思います。