司法制度改革は理念に走りすぎてしまった 今は10年前より地に足の着いた議論をしている ――山岸憲司・日本弁護士連合会会長インタビュー【前編】|弁護士界の憂鬱 バブルと改革に揺れた10年|ダイヤモンド・オンライン
派閥については強調されすぎていて違和感がある 弁護士界のゆがみを軌道修正するのが私の仕事だ ――山岸憲司・日本弁護士連合会会長インタビュー【後編】|弁護士界の憂鬱 バブルと改革に揺れた10年|ダイヤモンド・オンライン
前編については、選挙のときに聞いていたことと、まあ違和感はないですね。 某先生の「敗軍の将兵を語る」は酷かったから、それに比べると安心感がある。 この2年弱、「粉砕」ではなく「修復」の手腕に期待。
演説は超絶に下手でしたが(大失礼)、一見調整困難に思われるいろいろな要素を上手く消化して処理できる人のように思います。単に足して2で割るというのではなく。 ところで、主流派で現職の日弁連会長が対外的にこういう発言をできる状況が作られたというのは、宇都宮前会長の功績であることは否定できないように思います。その手腕にいろいろな評価はあるとしても。
一方、後編についても、読んでてまあ安心できましたけど、誰もが「あれ?」と思うことが一点。 派閥について。 選挙で山岸会長を支援していたのは、明らかに「派閥」でした。 しかし、派閥を軸に戦って2度引き分け、派閥以外の人脈にも重点を移してようやく当選できたという経緯が、ああいう発言に繋がっているのでしょう。
また、前回の選挙で宇都宮前会長に敗れた山本候補がそれでも9500票ほど獲得したのに、山岸会長は当選しても8500票くらいだったはずですから、派閥の支持だけで会長を出せない時代になったということの実感もあるのでしょう。 会務運営の実態をみても、そういう時代背景をしっかり理解した上で舵取りをしているようです。 但し、そういう時代背景を、いわゆる主流派全体が共有できているかというと、個人的には超ネガティブに思っています。
それにしてもあのインタビューでは説明不足ですね、、、。
(facebookの記事を翻案)