原発被災者弁護団の団員としてADR申立を担当していた事件について、先日成立した和解の和解金が、本日(7/24)入金されたとの報告を受けた。
ADRの申立をしたのが昨年の10月上旬。かなり初期の申立事案。
法曹の手による被災者の早期救済という観点からは、完全に失格と思う。
チームを組んだ若い2人は本当に熱心に働いてくれたのだが。
被災者さんは感謝の言葉を述べてくれるのだが、本当に申し訳なく、情けなくも思う。
あっちを見てもこっちを見ても、弁護士というのは組織として動くのがこんなに下手か、とつくづく思う。でも、いつも組織で仕事しないんだから、やむを得ないか、と思ったりもする。
それでも、少しでも多くの人が、できるだけ早く日常のささいな幸せを取り戻せるように、我々にやれること、我々にしかできないことは、まだまだ沢山あると思う。
(facebookより転載)