大・中規模法律事務所所属弁護士の登録番号平均ランキング(H24.11.21版)

さて、先日書いた若手弁護士の登録番号と修習期の早見表はずいぶん多くの方にご覧頂きましたが、数日前に「それなりの規模の法律事務所に所属している弁護士の登録番号の平均をとってみると、何かわかるかな」と気になり始めました。そこで、エクセルのピボットテーブルを使って集計して、10人以上が所属している法律事務所の上位50番目までを抽出してみました。弁護士なら誰でも入手可能なデータをもとにしており、高度な技術も全く使っていません。

「都市型公設事務所も数年修行を積んだら地方に行く先生が多いから大きい数字になるだろうが、大規模クレサラ事務所とどちらが大きくなるかな」とか思いながらソートしてみましたら、ダークホースが首位に躍り出ていました。どういう事務所なんでしょうね、私は全く知らない事務所です。

それ以外は、それなりに予想通りでしたが、大競争時代の新型法律事務所の旗手ともいうべきMIRAIOの所属弁護士数が、現在10名と、ずいぶん減っているのが目立ちます。債務整理の新件の受任も停止していますし、いろいろ事情はあるのでしょう。

ちなみに弁護士会の執行部に近いところにいる身としては「テレビCMでがんがん客を集めている事務所は経営が苦しくなってもとにかく破綻しないで！」と強く思います。過去にも、事件屋と手を組んで大規模に債務整理をしていた弁護士が亡くなられ、その尻ぬぐいで弁護士会がてんやわんやになったことがありました。しかし、現在のクレサラ事務所が抱えている事件数は、そういう事案と比べて、ひょっとすると２ケタ違います。

過払いバブルが去った今、一般市民の顧客を相手に大規模事務所を維持していくのはものすごく大変なことのように思ったりするのですが、大丈夫でしょうか・・・。

・・・それはともかく、結果は以下のとおりになりました。