サイトを WordPress から静的な HTML に移行しました
本日、本サイトを WordPress から静的な HTML に移行しました。
変わらないこと
- 記事の URL(
/archives/番号/)は従来のままです。古いリンクやブックマークはそのまま使えます。 - RSS フィードの URL も変わりません。
- 2012 年以降の記事は、表や画像を含めてすべて移しています。
変わったこと
- ページの表示が速くなりました。サーバー側でプログラムを動かさず、生成済みの HTML をそのまま配信しています。
- スマートフォンでの表示を整えました。メニューは右上のボタンから開く形にし、大きな表は横にスクロールできるようにしました。
- 外部のサービスやフォントを読み込まなくなりました。
- 管理画面とログイン画面を廃止しました。サーバー上にはプログラムもデータベースも置いていません。
経緯 ── AI の進展がもたらす危険への備え
2012 年に WordPress でこのサイトを立ち上げてから、プラグインの更新や管理画面の保守に少なからず手間をかけてきました。
それに加えて、ここ数年の生成 AI の進展で、Web サイトを取り巻く危険の質が変わってきました。ソフトウェアの弱点を見つけ、攻撃の手順を組み立て、実行するところまでを AI が自動でこなす手口が広がっています。WordPress は世界で最も広く使われている仕組みであるだけに、本体やプラグインに弱点が見つかれば、公表から短時間のうちに機械的な攻撃にさらされます。個人のサイトであっても、更新を少し怠れば乗っ取りや改ざんの踏み台にされかねない状況です。
そこで今回、サーバー上でプログラムを動かさず、あらかじめ生成した HTML だけを置く方式に改めました。ログイン画面もデータベースも存在しないので、攻撃の足がかりになる部分そのものがありません。記事の原稿は手元のテキストファイルで管理し、簡単なプログラムで HTML を生成して公開します。守るべきものを減らすことが、いちばん確実な備えだと考えました。
なお、この生成と公開の仕組みは、生成 AI(Claude)と相談しながら自分で組みました。AI がもたらす危険に、AI の助けを借りて備えた形です。
サイトの器は変わりましたが、更新の頻度はこれまでどおりで、間が空くこともあると思います。それでも、弁護士という職業がこれからどう変わっていくのかについて、書き留めておきたいことがあれば、ここに残していくつもりです。思い出したときにでも覗いていただければ幸いです。